昭和は戦前と戦後で買取価格が大きく違います。戦前に使われていた古銭、古紙幣は戦後に両替されて数が少なくなっているからです。昭和の頃でも戦後では、今と同じ額面や種類のお金が発行されました。

お札ではほとんど今と同じ価値。買取価格は額面より低いため、昭和の1万円札の買取相場は1万円以下です。一部、エラー札やゾロ目札、珍しいものがプレミアが付いて高く買い取られます。

昭和の戦前では、金貨や銀貨が発行されていました。これは今とは物価も違うので、額面の10倍・100倍以上の価値になります。10円金貨の現代の買取価格は数万円以上。古銭のため、プレミアが付くものなら更に高くなります。

昭和の硬貨はほとんどが額面以下。一部、貴重な年代の硬貨は少し高くなります。ギザ十やフデ五などが有名ですが、50円玉でも高い種類もあります。これも買取会社に持ち込んでみて価格を聞いてみてもいいでしょう。50円が100円、500円になることもあります。

古銭は相場も下がっています。昭和は現存数も多いので、高く売れない種類も多くなります。軍事用に使われた古銭、アジアや外国で使用された古銭、琉球時代の古銭などがレアリティが高くなります。貴重なものになれば、まずまず高い買取価格が出ます。数千円から数万円クラスの古銭もあるのです。プレミアと言うと100万円以上を想像しますが、数千円の古銭も多いのです。